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避難場所アニメ感想ブログです。イラストは休日を中心に更新中。リクエストは随時受け付け。PAGE | 285 284 283 282 281 280 279 278 277 276 275 | ADMIN | WRITE 2008.11.22 Sat 21:07:35 疲れた・・・っっ!!面接行ってきました!もうね、なんでこんなこと聞くのっていうね。
いや私が何も考えずに行ってしまったのがそもそも悪いんですけど、何の問に関してもバカ正直に答えてしまいました。えぇ本当に。 ↓↓ 例 ↓↓ 「いやなことがあったらどう解決しますか?」 「寝て忘れます。」 「短所に面倒くさがりとありますが、具体的にどういうことですか。」 「家事全般を面倒くさくておろそかにしています。」 「働き出すと更に大変だと思うんですが、大丈夫なんですか?」 「まぁ、どうにかなると思ってます。」 こんな感じです。他にも色々ありましたけど、全体的にこんな感じでした。なんかふざけてないか私。いやふざけてないよ!緊張でガタガタだったよ!!でも落ちてもいい覚悟で受けたんでもういいです!結果待ち。 受かれば縁、落ちるのもまた縁。私には就職すべき所が他にあるんだわ~ とでも思っておきます。 それにしても福岡ってちょっと左のほうに行くと交通の便が不便・・・・。ビックリ。 以下、掘り出し物第二弾。体育委員です。一応完結してるっぽい。 +++++++++++++++++++++++++++++
いつも元気な七松先輩。 でもたまに、先輩は空をみて 悲しい顔をするんです。 はてそうであったかと、滝夜叉丸は思考を巡らせた。 それに気付いたのは1年生の金吾だ。 ほら、と金吾に指された先を視線で追うと、そこにはぼんやりと空を見上げる体育委員長、七松小平太の姿があった。 なるほど、確かに金吾の言うとおりだ。その姿は、無謀な行動を下級生に強いる、『いつも元気な』様子を全く感じさせなかった。 「空に何かあるんでしょうか。」 不思議そうに上を見上げる金吾は滝夜叉丸に問うた。 「何があるというんだ。今日は星しかでていないではないか。」 「月も出てるよ。」 突然の小平太の会話の割り込みに、滝夜叉丸と金吾はビクリと体を震わせた。が、上を見たままの小平太の様子に、金吾は話しかける。 「先輩、月なんて出てるんですか?」 「出てるよ、ホラ。あんなに細いけど。」 空を指さされ、その先を見てみると、うっすろと。本当にうっすらとした細い細い三日月がそこにはあった。今日は新月かと思われるほど、月の存在は無に近かったというのに、確かに月が出ていたことに滝夜叉丸は驚いた。あるかないかもわからない、そんな月でさえ、この人たちはわかってしまうのか。己とのレベルの差を改めて実感する。そんな思いも知らずに 金吾は、自分自身が疑問に思っていることをずばりと小平太に問うた。 「先輩、どうしてそんなに悲しそうにしているんですか?」 さすがは恐れを知らない1年は組と言えようか。一瞬沈黙が流れた後、小平太は若干驚いた表情で金吾を見た。 「・・・私は、悲しそうにしているか?」 その様子はまるで驚きの事実を突き付けられたかのように、それでも冷静は失っておらず、小平太の声はいつもの優しいそれだった。 「たまに、空を見上げて悲しそうにしています。」 金吾は答えると、もはやそれが真実であるかのように、さらに小平太は目を見開く。そうか、私はそんな顔をしていたのか と呟くと、またゆっくりと視線を上へとうつした。 「今日はな、私の友人の命日なのだ。」 空を見上げたまま小平太は静かに語る。突然出てきた命日という言葉にその場の空気が少し固まった。気付いているだろうか、と滝夜叉丸は思うが 直ぐに考えを改めた。きっと気付いてる。彼はその場を和らげるような口調で話しはじめた。 忍務は常に2人で行われる。目的を確実に成し遂げる為だ。上級生になると危険な実習が増えてくるが、それでも過ちさえ犯さなければ安全に事は運ぶようになっている。 しかし、忍務遂行後 城を脱出するときに敵に見つかり、結果的に一人殺られた。 犯してしまったのだ 過ちを。 完全に暗闇だと思われた空に突如 月が現れた。 まだ新月が明けて間もない薄い薄い三日月。しかしそれが残酷にも敵に居場所を教えてしまったのだ。 予想外の展開に気を乱しながらも必死に戦った。 自分を守るのに必死で手がまわらなかった。ふと嫌な予感がして振り返ると、相棒が胸を切り裂かれていた。 吹き上げる血液。声をあげるまいと 必死で呻き声を抑える友人。 忍として 彼は静かに息絶えた。 気が付けば友人を手にかけた忍者をしとめ、力なく伏っしている相棒を担いで脱出していた。 決して、特別に仲が良かったわけではないのだ。それでも 同じ忍たまで、たまたま同じペアになったその友人を 私は救うことができなかった。 忍者である我々には常に危険が付きまとうことも、いつ命を絶たれてもおかしくはないことも わかっているのだが 離れないのだ。あの月が。 暗闇の中。我々を追い詰めたあの月が。 吹き上げる血を、美しく照らしたあの月が。 頭から 離れないのだ。 小平太は空を見上げる。悲しげに、殺気を交えた瞳で 薄く儚く、輝く月を見据える。 この変化を滝夜叉丸は気付かなかった。小平太から視線を下げてみると、唯一気がついた1年生の金吾がその様子を寂しそうに見つめている。 空を見ていたのではなく、月を見ていた。そこにそんな深い意味があろうと誰が思えただろうか。いけいけどんどんっと下級生を引っ張っていく小平太の元気な雰囲気はみじんも感じられず、だからこの小さな後輩はあんなにも寂しそうにしているのだろう。 ――模しくはそうやって己を責める姿に心が痛んだのか。 再び滝夜叉丸は空を見上げる小平太に視線をもどす。相も変わらずその瞳には後悔の光しか宿っていなかった。 あぁ、なんてことだろう。亡くなった忍たまの命日が、彼には月に一度訪れる。 彼らを照らしたあの月のせいで。 これからもそうやって苦しめていくのだろう。それでも明日には、またいつもの七松小平太に戻ってほしいと、そう祈ることしかできなかった。 +++++++++++++++++++++++++++++ 掘っても掘っても目に留まる 暗闇を照らす赤い月。 上級生が危険な任務をするのかとか死者は出るのかとか、人を殺すのかとか、全部適当です。 個人的には、彼らは人は殺さないんだろうなぁと思ってます、けど。 PR CommentsComment Form |